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  3. 【"洗濯と選択"のハナシ】今井 良さん/#洗濯ブラザーズ

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「ほとんどの物は家で洗えます!」

声高にそう訴えるのは#洗濯ブラザーズ三男・今井良さん
今回は、洗濯のプロにお話を伺いました。

〇〇も家で洗えるってホント⁉

今井「カシミアニットもダウンジャケットも家で洗うことが可能です」

&ON「ダウンもですか⁉」

今井「ダウンもカシミアも動物性なので基本的には水には強いんです」

&ON「言われてみれば」

今井「ただし、仕上げも含めて難しいと思うものはプロにお任せするのがおすすめです。やはりご自身で信頼できるクリーニング店を知っておくのは重要だと思いますよ!それを踏まえて、大切な服を長く着るためにはどうケアするべきかを皆さんにセンタクして欲しいです」

カシミアニットを洗ってみよう

今井「ニットを洗う前に、毛玉になっている部分がないか確認してください。毛玉がある場合は、毛玉をケアしておきましょう」

今井「ちょっと汗をかいたな?という部分にまずプレウォッシュ液をかけて洗濯ブラシで叩き、少し置きます。わきの下や、襟もとなどは集中したいですね」
※洗濯をする10~15分前から前処理は準備しましょう

今井「よく、洗剤の原液を汚れている部分に直接つけてしまう人がいますけどそれはダメですよ」

&ON「え~、僕やってますよ」

今井「ダメぇ~!」(声高)

今井「洗剤は水と混ぜて初めて意味があります。汚れている部分に洗剤の原液をつけてしまっていたのでは洗剤がすすぎ切らず生地に残ってしまう可能性があり、黄ばみの原因になってしまいますよ」

洗濯ブラシを活用しよう

今井「洗濯ブラシで汚れを浮き上がらせると、汚れが落ちやすくなります」


バンッバンッ!バンッバンッ!


&ON「かなり強くたたきますね、肉叩いてるみたいw」

今井「汚れに刺激を与えます。こすっちゃだめですよ」

&ON「洗濯ブラシの存在すら知りませんでした。。。勉強になります」

ここからが本洗い

今井「まずニットを裏返します。袖は内側にたたんでくださいね」

今井「ウォッシュタブに水と洗剤を入れてしっかり攪拌します。次にニットはゆっくりと沈めて優しく押し洗いで十分です」

&ON「それだけですか?」

今井「そうです。ゴシゴシこすると毛羽立ちの原因になるからダメですよ。この後、皆さんすぐにきれいな水ですすごうとしますよね。それ間違ってます!」

&ON「すすがないんですか?」

今井「洗濯の正しい手順は洗い・脱水・すすぎ・脱水です。汚れは脱水とすすぎで落ちるのです」

&ON「言ってる事がよくわかりません」

今井「洗いの工程で刺激を与えていた汚れを、脱水で落とす(はがす)イメージです。」

&ON「そうだったのですか?」

今井「洗濯機もその工程で洗ってるんですよ」

&ON「知らなかったです!」

今井「ここで洗濯ネットに入れて洗濯機で1分間脱水をしてください。洗濯ネットが大きいと中で衣類が動いて擦れの原因になるのでヘアゴムなどでとめるか、余った部分を結んで中で衣類が動かないようにしてください」


今井「その後きれいなお水を用意してすすぎ、1分ほど洗濯機で脱水してください。
脱水が長ければ早く乾くわけではないですよ」

&ON 「そうなんですか?脱水6分やってます」

今井「あまり脱水の時間が長すぎるとヨレだったり、縮みだったりの原因となってしまいますので、少し水分を残しておいて水の重さでシワを伸ばすくらいの方がおすすめです。だいたい1~3分ほどですかね。これで洗いは完成です」

ニットの基本は日陰平干し

今井「ニットは伸びる心配があるので平干しをおすすめします。ニットに限らず干すときは風通しの良い日影が良いでしょう」

&ON「そうなんですか⁉お日様をたっぷり当てたくなりますが」

今井「紫外線を直接当てるのはダメージの元です。お洋服の事を考えたら過乾燥はNGです」

&ON「お洋服の気持ちになるって大事ですね」

今井「正しいケアをして年でも長く着られる状態にする。それがサスティナブルにも繋がります」

■ 次回は洗濯機のハナシ ■

今井「日本の水は優秀なんですよ」

ON「えっ?はい。。。?」

次回をお楽しみに。