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これからやってくる梅雨(沖縄・奄美はもう入りましたね)
生乾きやニオイなど部屋干しの困りごとは多いもの。。。
そんな洗濯のお悩みを今回も#洗濯ブラザーズ三男・今井良さんにズバッと解決していただきます!
生乾きのニオイの原因は〇〇だった
&ON「部屋干しの生乾き臭が気になります」
今井「生乾きのニオイって乾いてないから臭うわけではないんですよ」
&ON「え、そうなんですか」
今井「洗いの時点でちゃんと汚れなどが落ちてないのが原因です」
&ON「なるほど」
今井「目に見えないニオイの元をしっかり退治していきましょう」
全自動モードは圧倒的に水の量が少ない
今井「全自動洗濯機は便利ですが、基本設定では節水モードになっている洗濯機がほとんどだと思います。しかしながら、洗濯にとって水量はとっても大事なんです。洗濯物の量に対して、基本設定より水量を手動で一段階上げるか、いっそ満水にしてもいいくらいです」
&ON「洗濯機にお任せではダメなんですね」
今井「洗いの時に水が少ないと汚れがしっかり浮き上がってくれません。さらにすすぎの水が少ないとせっかく離れた汚れがまた繊維に戻ってしまいます」
&ON「心当たりあります。洗濯機を覗いたときに水面から洗濯物が出た状態で回ってる時があって。それじゃ汚れが取れないですよね。。。」
今井「洗濯機に入れる洗濯物の量は、水量(体積)のだいたい60~65%程度にとどめておくのが良いでしょう」
日本の水は優秀
今井「日本の水って平均的には軟水なので水自体の洗浄力が高いんです」
&ON「軟水・硬水って洗濯に関係あるんですか?」
今井「例えば硬水の地域の場合、水の洗浄力が弱いので洗浄力を高めるために温水で洗濯します。でも高温だと生地へのダメージも大きい。日本では夏でも冬の寒い日でも水を使用する家庭がほとんど。それだけ水自体の洗浄力が高く洗濯に適しているんです。実は水だけでもある程度の汚れは落ちるんですよ」
&ON「日本の水って優秀なんですね」
今井「お洗濯に関していえば、日本はお水に恵まれていますよね!軟水の特性を十分に活用するためにも、衣類に対して水の量は多めに設定しましょう」
脱水は1~3分で十分
今井「前回もお伝えしましたが、脱水は1~3分で良いです。少し水分を残しておいて水の重さでシワを伸ばすくらいの方がおすすめです」
&ON「我が家もあれから3分にしました。それでもしっかり乾くし、シワが伸びてる感じがします」
今井「脱水が長ければ早く乾くわけではないんですね。ここからは乾かし方のポイントをお伝えします」
部屋干しは晴れの日でもおすすめ
今井「しっかり汚れを落としていれば部屋干しでも臭いは気になりません。むしろ晴れた日でも部屋干しをおすすめしています」
今井「干し方のポイントは〈湿度・温度・風の流れ〉をコントロールする事です」
&ON「科学的な話になってきましたね」
今井「湿度が高いより低い方、広い部屋より狭い部屋の方が除湿効果が高いです。ご家庭だと乾燥した風呂場を使用するのも良いですね。浴室乾燥機が付いていればベストですが、なくても換気扇をずっと回しておくだけでも湿気が除かれ、乾きやすくなります。そこに除湿機とサーキュレーターを置けば完ぺきです」
今井「温度は高い方が乾きやすいので、できるだけ高い場所に干すのがおすすめです。また、湿度は高い方よりも低い方にたまるので、下の方にたまった湿度をサーキュレーターで回します」
&ON「風をコントロールするのですね」
今井「干し方は乾きにくい箇所を上にします。例えばボトムのポケット部分。水分は上から下に落ちますからね。また干す間隔はなるべく開けて通気をよくしましょう」
洗濯槽のお掃除してますか?
今井「あとは、洗濯槽が汚れてるのも原因です」
&ON「あ、たまに黒いやつが浮いてくるときあります」
今井「浮いてくるって事は、洗濯槽が相当汚れてますね、危険ですねww。洗濯槽を洗わずに洗濯をするって、お皿をずっと洗わずに食事してるのと同じイメージですよねww!」
&ON「ぎゃーーーー」
今井「洗濯機が置いてある場所ってバスルームの近くだったり、とにかく湿気がたまりやすいんです。季節や環境にもよりますが1~2か月に1度は洗濯槽を洗いましょう」
&ON「はい、今週末に絶対やります!」
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インタビュー後にまず洗濯槽の掃除をして、水をたっぷり使って洗濯をしてみました。
今まで洗濯機の中で窮屈そうにしてた我が家の洗濯ものたちが気持ちよさそうにお水の中で泳いでいました。
今までごめん。。。
そして部屋干しでも本当にニオイが気にならないんです!
こんなに効果があるなんてびっくりです。
今まで億劫だった洗濯がぐっと楽しくなりました。
ぜひ、皆さんもお試しくださいね。
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