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  3. 恵比寿さんぽVol.9「梅雨に楽しむ花と土鍋の話」

PICK UP

2023.06.01

雨の中の散歩もいいけれど、できれば家でゆっくり過ごしたいもの。
梅雨をポジティブに楽しめるヒントを見つけてきました。

美味しい料理のアイディアを考えたり、自分のために花を買ってみたり、日常に彩りをプラスした特別なひとときを楽しめるアイテムをご紹介します。

■今回の散歩道はこちら

恵比寿駅東口からロータリー横の坂を下り、2つ目の信号を右に曲がりると「ビール坂」に入ります。

名前にちなんでビールジョッキ型の街灯が並びます。




■思わず入りたくなるお洒落な外観

ビール坂に入って割とすぐに見つかる木目とガラス張りが印象的なショップが【長谷園 東京店igamono】さん。

落ち着いた佇まいで思わず入りたくなるお洒落な外観です。

ころんとしたイラストが可愛い看板

■センスの良い和食器が並ぶ

ガラス越しに日の光が差し込む店内にはセンスの良い食器やキッチン雑貨が並びます。
日常使いしやすそうなシンプルなデザインが多い印象です。


タジン鍋みたいな和食器でインテリアとしても映える。
雑貨屋さんの調味料ってなんでこんなに美味しそうなの。
薬味入れまで可愛い。
何とも言えない表情とフォルムが愛らしい陶器のうさぎ。

■一体、何のお店?

器や土鍋が並ぶお店ですが、入り口すぐにカウンターがあって一見、飲食店のようにも見えます。



&ON「ここは何のお店なんですか?」

スタッフさん「伊賀の土鍋を取り扱っています」

■伊賀の土鍋って何が違うの?

伊賀の良質な土を使った土鍋は、目では見えない細かな空洞がある事で耐火性、蓄熱力に優れています。

日本で採れる陶土のなかで土鍋になるほどの耐火度を持つのは伊賀の粗土だけだそうです。

蓄熱力が高いため、余熱調理に優れているとか。
最初だけ火にかければ、後は放っておくだけで美味しい料理が出来上がります。


■土鍋って夏にも活躍するらしい

夏場って暑いからガス台の近くにいたくない。

そんな時にぴったりなのが土鍋を使った余熱調理です。
余熱調理とは、火を切った後の土鍋の蓄熱力を利用する調理のこと。
長時間、火にかける必要がないのでガス代の節約になるし、目を離しても安心なので他の事が出来るのも嬉しいポイント。


土鍋って冬のイメージだったけど、蒸し物など夏にも活躍する調理器具だったんですね。

■土鍋の使い方がわかるお料理イベント

長谷園では土鍋を使ったレシピを教えてくれる料理イベントを定期的に開催しています。
そのための、キッチンとカウンターだったのですね。



早速予約しようとしたら既に満席でした。
予約開始日にすぐにSOLD OUTすることも多いそうです。


ですが今回、スタッフさんのご厚意により撮影の許可をいただきました。

■煮るだけが土鍋じゃない!

土鍋で、焼く・蒸す・ゆでる!
目からウロコの土鍋を使ったアイディアが目白押しの90分でした。


〈今回のレシピメニュー〉
■サラダチキン
■枝豆
■ローストビーフ
■もやしのナムル
■蒸しプリン



夏に食べたい枝豆は沸騰したらお湯をこぼして余熱調理。
塩の入り方が絶妙でした。


簡単料理ほど奥が深い。

家にある材料ですぐに作れる蒸しプリン。土鍋の蓋を閉めない事がうまくいくコツ。
一番驚いたのが土鍋でローストビーフ。土鍋で表面を焼き付けてから余熱でじっくり火を通します。

このローストビーフが倒れそうになるほど美味しかった。

もやしのナムルは土鍋で電子レンジ調理した一品。パクチーを乗せるアイディアが素晴らしい。

■伝統品じゃない、進化を続ける日常道具

和食器って大事にしまっておいて、特別な時だけ出すイメージでしたが、毎日の食卓に役立つ便利な道具だという事に気づきました。


しかも、こちらの土鍋は現代の生活様式に合わせて進化してて、IH対応や電子レンジでも使えるのに驚きました。


素敵な調理器具を取り入れたら毎日の食事も楽しくなりそうです。

電子レンジで簡単に目玉焼きが作れる「エッグベーカー」小さな土鍋は器としてそのまま食卓に出せる。

長谷園 東京店igamono


住所:東京都渋谷区恵比寿4-11-8 1F
営業時間:11:00~20:00
定休日:火曜日
電話番号:03-3440-7071
公式サイト:https://igamono.co.jp/
アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩4分




■花で囲まれた癒しの空間

続いては長谷園さんを出て右手、ビール坂を上っていくと三叉路の角に壁一面を花で覆われたお店が出てきます。


植物とレンガ壁のコントラストが素敵すぎる。


この花屋さんは通るたびにレイアウトが変わってていつも楽しい気分になります。
季節を花で感じられるのはなんだか贅沢。

■地元に密着した花屋さん

こちらは恵比寿で約20年続くフラワーショップ【ルーモアズ】さん


気軽に楽しめる季節の花束から、イベント装飾までを担う生花のスペシャリスト。
撮影に伺った際も立派なフラワーアレンジメントの準備をされていました。


店内に入ると広い窓から差し込む光を浴びた色とりどりの生花が目に飛び込んできます。
鮮やかな切り花から観葉植物まで店内いっぱいに飾られててどこを見ても楽しい空間です。

■梅雨に似合うのはやっぱり紫陽花

6月といえば、やっぱり紫陽花(アジサイ)ですよね。

こんなに雨が似合う花も珍しいのではないでしょうか。しっとりと雨水が滴る姿は、格別の美しさがありますね。



紫陽花と聞いて思い浮かべる昔ながらの深い青紫色だけじゃなくて、これって紫陽花なの?と驚く革新的な紫陽花まで色も形も様々。

はじめて見る紫陽花に出会えて面白いです。

ふんわりと優しい印象の「アイスベアー」
幾重にも重なった華やかさが魅力の「雨のち晴れ】
繊細なグラデーションで可憐さを纏う「万華鏡」

■自分のために花束を

自宅に飾るなら野原で摘んできたような葉っぱ感のあるナチュラルさが好きなので、緑を多めの花束を作ってもらいました。


緑って比較的長持ちするから、花を買い替えれば雰囲気が変わって長く楽しめるのが良いんですよね。

■お料理好きならハーブはいかが

ミントやバジルなどお料理に役立つハーブもあります。
ちょっとだけ使いたいって時にあると便利ですよね。


我が家には、ベビーリーフを購入して持ち帰りました。
料理の合間にベランダに野菜を摘みにいくのは楽しい作業です。

■家の中で自然を感じる

花や植物が身近にあるだけでなんとなく気分が良いものです。

生花を2、3本飾るだけでも部屋の中がぱっと明るくなる気がします。
今日の仕事帰りに花を買って帰ろうかな。

ルーモアズ


住所:東京都渋谷区恵比寿 4-23-10 ヒルサイドレジデンス 1F
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~18:00/日曜日・祝日 10:00~17:00
定休日:年末年始(1月1日~4日)、お盆(8月12日~15日)
※都合により変更あり
電話番号:03-3280-2761
公式Instagram:https://rumours.jp/
アクセス:JR恵比寿駅東口より徒歩5分

■まとめ

いかがでしたか。


長谷園さんとルーモアズさんは”恵比寿さんぽ”で絶対に紹介したいと去年から温めていたお店です。

部屋の中をいつもより素敵にしたい、丁寧な暮らしを楽しみたいと感じる時期を模索した結果、この梅雨時期に掲載しようと決めていました。


憂鬱になりがちな季節を気分よく過ごせるヒントになれば嬉しいです。